小児歯科 Q&A

Q 虫歯のチェックはいつからできますか
A 歯が生え始めたら虫歯は始まります。当クリニックは泣くお子様も歓迎しますので、お越しください。
歯だけでなく、お口の中全体をチェックします。
Q 歯磨きは毎回したほうがいいですか
A できれば毎日したほうが良いですが、夕食後の歯磨きと、夜の歯磨きと糸ようじ(フロス)で歯と歯の間の汚れを取ってください。
Q フッ素や溝埋め(シーラント)をしたら絶対に虫歯になりませんか
A 虫歯予防に絶対はありません。甘い飲食のダラダラ食いや、歯と歯の間の汚れに特に注意してください。
Q フッ素は何歳から塗れますか、フッ素を塗った後の注意事項はありますか。
A 乳歯が出そろう、2歳~3歳からお勧めしています。お子様が嫌がらないフルーツ味のフッ素です。塗った後は、30分程飲食を控えてください。
Q フッ素と虫歯進行止めは違いますか
A フッ素は歯に取り込まれて、虫歯になりにくい歯にします。色は付きません。
虫歯進行止めは、溶けている虫歯の部位のみに作用し薬効で黒くさせ、虫歯の進行を抑えます。虫歯はあるが治療ができない、あるいは削るほどではない場合でも放置すると虫歯は進行するので、虫歯進行止めを、塗っておくとある程度安心できます。進行止めを塗った歯全体が黒くなる訳ではありません。
Q 虫歯進行止めの黒色は取れますか
A 程度によりますが、進行した虫歯に付いた黒色は取れません。削って取ります。
Q 溝埋め(シーラント)と虫歯治療は違いますか
A 溝埋め(シーラント)は、虫歯ではありませんから歯を削りません。溝に薬を流し込み埋めるだけです。
乳歯のむし歯の治療は、基本的に永久歯と同じです。削った後は白い詰めもので埋めます。
Q 穴は無いようですが、見つかりにくい虫歯があると聞きました。
A はい、その通りです。歯と歯の間の虫歯は、レントゲンを撮らないと分からないことがあります。
普段から糸ようじ(フロス)を使用して虫歯予防をしてください。
Q レントゲンは大丈夫ですか
A 年に数回の歯科のレントゲンでは、害は考えなくてよいと思います。
Q 抜歯や神経処置で、麻酔後の注意事項はなんですか
A 1時間ほど麻痺感が残ります、唇を咬んだり、熱い飲食に注意してください。
Q 乳歯の神経はなぜ取るのですか
A 乳歯の根に入った菌がさらに広がらないようにするため、永久歯に及ばないようにするためです。根の治療は再び必要になることがあります。なお、乳歯の神経と永久歯の神経は別ですから、ご安心ください。
Q 永久歯が乳歯の裏側に出てきました。
A 永久歯永久歯が正しい位置に出てくるように、永久歯が半分出るころまでには、抜歯したほうがよいでしょう
Q 乳歯はいずれ抜けるし、治療が痛そうで子供が可哀想なのですが・・・
A 虫歯は放置すればどんどん悪化していきます。確かに乳歯を使うのは数年ですが、骨の中で作られている永久歯の形成や、永久歯の歯並びに影響します。お子様の将来のために、乳歯は大切にしてください。
当クリニックでは、無理のないように治療に慣れる練習をしながら親御さんと相談し、治療方針を決めます。痛みの少ないレーザー治療もしています。

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Q 永久歯が足りないかもしれない
A

line 最近歯の数が足りない子供が増えているという報道があり、心配されている方も多いと思います。
 パノラマレントゲン写真(左図1)を撮れば骨の中で成長途中の永久歯も写りますので、歯の数が足りないかどうか診断できます。
 当医院では小児専用軌道で撮影できる特殊な装置(左図2)を採用しておりますので、鮮明な画像を短時間で撮影でき、X線に当たっている時間も通常の半分以下ですみます。
(パノラマレントゲン診査は保険内の診療です。)

Q 乳歯が抜ける前に永久歯がはえてきた
A  6歳前後で、下顎前歯部であれば、ほとんどの場合正常です。
それ以外の場所では乳歯の抜歯が必要です。
下顎前歯部では、乳歯が抜ける前に永久歯が舌側(乳歯の後ろ側)からはえはじめ、その後乳歯が前に押し出されるようにして抜けていきます。舌側からはえてきた永久歯は舌に押されてだんだん前に移動し、正しい位置におさまります。乳歯がじゅうぶんグラグラしていれば、そのまま様子を見てください。
乳歯がグラグラしていないときや、永久歯がはえ始めて1カ月以上経っても乳歯が抜けないときは抜歯の適応になります。歯科医院を受診してください。
下顎前歯部以外で乳歯が抜ける前に永久歯がはえてくると、永久歯の歯並びに悪影響を与えますので、すぐに抜歯が必要です。歯科医院を受診してください。
Q はえてきた永久歯がギザギザしている
A  はえたての永久歯はギザギザしているのが正常です。(左図の下の前歯2本)歯科の受診は必要ありません。
ただし、歯の形や大きさが左右で違う場合は歯の本数の異常や形の異常の場合がありますので、歯科医院で相談が必要です。
はえたての永久歯は、よく見ると、ギザギザしています。
これは、歯ができるときに3つの小さな山が連なって1本の歯をつくるためで、異常ではありません。
大人になり、前歯がかみ合うようになるとだんだん磨耗して、ギザギザは消えていきます。
Q 乳歯が抜けてもなかなか永久歯がはえてこない
A  上顎前歯部の永久歯は、乳歯が抜けてからはえてくるまでに数ヶ月かかることがあります。
上顎前歯部は乳歯が抜けると永久歯の先端が見えていることが多いのですが、乳歯が抜けてから数ヶ月経ってからはえはじめることもめずらしくありません。
また、歯肉が盛り上がって腫れているように見えることがありますが、多くの場合ははえてくる永久歯の形に盛り上がっているだけです。
左右の前歯ではえてくる時期がずれていたり、乳歯が抜けて3ヶ月経っても永久歯がはえてこない場合は、何らかの原因で歯がはえるのを妨げられている可能性があります。一度歯科医院を受診してください。

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Q 反対咬合をどうやってなおすの?
A 筋機能のアンバランスが反対咬合を作ります。バランスを整え、調和を取り戻せば反対咬合は回復します。
反対咬合も原因の1つは、下が低い位置で機能していることです。ですから、治療目的は、まず、舌を挙上して上げることです。
そのようにバランスを取り戻す器具が、機能的顎矯正装置ムーシールドです。就寝中使用します。
取り外しできる装置ですから、上手く使えなかったり、諸条件によっては期待する効果を得られないこともあります。
主治医に十分の相談の上、ムーシールドを使うことをお勧めします。
Q 反対咬合は遺伝する?
A 反対咬合は遺伝します。
顔形はご両親に似ます。残念ながら、反対咬合の家系があります。しかし、早めに対処することで、かなり改善できると考えています。
いずれにせよ、遺伝の有る無しに関わらず、早め受信をすることをお勧めします。
Q 不正咬合は一度治したらもう大丈夫?
A ムーシールド治療法は、たいていの場合、およそ1年間を目標に治療します。
一度治したら「もう大丈夫。」という人が大半です。
しかし、成長がスパートする頃、再治療を必要とする場合があります。
定期健診は、重要です。女子は、15歳~16歳。男子は、17歳~18歳まで成長します。
その頃まで、定期健診を続けることが理想です。

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じんの歯科クリニック
〒458-0804
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